HDD > HDD物理障害・ファームウェア障害（＠資料室）
機械的な故障が発生したHDD（物理障害HDD装置）からのデータ抽出には、発生した障害の克服や回避を行うために、専用の設備と技術・経験が必要です。カチカチ音がするなどの動作不良に関しては、必ずしも磁気ヘッドの不良とは限りません。ファームウェア障害の場合、物理的な開封は行いませんが、内部の動作ロジックにアクセスを行うため、開封解析検査が必要な処理としてのお取り扱いとなります。電源の投入のみでも状態を悪化させる原因となる事がありますので、お早めに、あれこれと手を加えずに、そのままの状態でご相談をお願い致します。
HDDから異音がする・カチカチ音がして、BIOSでもHDDが認識されない、などの症状の場合、HDDの起動・動作に必要なファームウェアに問題が発生している可能性もあります。この様な場合、一般的な市販ソフトウェアでは、そもそもHDD自体にアクセスが不可能であり、これらの障害を回避するためには、専用の設備が必要となります。また、ファームウェア障害として考えられるものに、パスワードロックにより保護されたHDDで、正しいフレーズを入力したのにも関わらず、アクセスができなくなるといった症状が挙げられます。HDDパスワードロック解除を目的としたソフトウェアが一部で入手可能ですが、セキュリティ確保の都合上、これらソフトウェアをHDDメーカーが関知しないはずはありません。一般的な環境で作業可能な範囲ありませんので、不確かな情報を基に手を加える前に、まず弊社にご相談頂けたらと思います。
対応HDDリスト（サービスプロバイダ・サポートセンター様向け）
作業所要日数（納期）について
混雑状況やご依頼いただいたHDDの症状により納期は異なります。一般的な家電品の修理と異なり、残されているデータへのアクセス・キャリブレーション作業の完了・必要となるアセンブリの在庫・入手状況により、通常の論理障害物件よりも、作業完了までにお時間をいただく場合もありますので、予めご了解ください。
開封作業の事前承諾について
作業前に、開封解析作業同意書をお送り致します。内容をご検討の上、お客様による諸手続きを確認し次第の受付完了・作業開始とさせていただきます。物件により、ご案内させていただきます。
